大暴落1929 ジョン・K・ガルブレイス 村井彰子訳 日経BP社
1955年に出版されたものの再出版。この間の100年に一度とかいう危機的な経済情勢を背景にして、70年前に起きた本物の恐慌はどのようにして起きたのかを知ろう、という企画。良く売れているようですね。
かつて経済学部に籍をおいた者としては当然30数年前に読んでいなければならないもののような気もするが、ほとんど出席というか授業を受けた事がないもので初見。ああ、あの頃ちゃんと勉強しておけば良かった。。。と今更ながらの後悔先に立たず。
1929年に起きたことは実体経済の伸びが既に止まっていたにもかかわらず、それ以前の好調の余韻の中で極限まで進んでしまった投機=バブルが弾けて起きたこと。やはり日本で10数年前に起きたケースととても良く似ている。出てくる言葉、仕組みも今とほとんど変わらない。
しかし株の大暴落は1日で破滅的にどーんと落ちたという事ではなく、下げては戻し、戻しては更に下がりしながら1年くらいかけて底に至ったという事らしい。ちょうど今の日本のように。。。
瞬殺ではなく、1時間くらいかけてじわじわと首が絞まっていく感じかな。嫌な感じですね。株の仲買人が何人も首をくくったとかビルから飛び降りたというような話はどうも後の作り話らしい。
金融恐慌がどのように起きて、どのように破局まで進行したかよく解った。たくさん金融資産をお持ちの方が読むと何かヒントは得られるのではないでしょうか?
- 2009/01/15(木) 10:04:27|
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